こんばんは。らんせです。
今回は、仕事で上に立ちたいと考えている方はどうすれば良いかを、以前造船エンジニアをやっていた時の経験を踏まえ、考え方をお伝えしたいと思います。
仕事で上に立つ人はどうやってるのか
あの人、そんなに仕事できないのに何で役職貰ってるんだろう?
などと考えた事はありませんか?
コネクションやゴマすりによって上に上がれる人は一部いますが、そうではないのに役職者。
私は不思議だったのですが、上司を観察してみてふと気付きました。
「人に仕事を振って自分は楽してる・・・」
これに気付いた時、私は「自分もすれば良い」ではなく、憤りを感じました。
「あの人、自分は仕事できないのに人に任せて得意な仕事しかしない」
と感じた私は、その人に指示に反抗するようになりました。
「ちょっとらんせ君、この仕事やってくれない?」
「これくらい自分でやってくださいよ」
などと反抗し、お互いギクシャクしてました。
気付き
ある時、上司がトップから良い評価を得ている訳を知りました。
「〇〇君は人に仕事振るのが上手いよねー」
これが評価に繋がるのは何故?と感じましたが、少し考え方を変えてみました。
トップから見た視点だと、自分が任せた仕事を優先して完了させ、誰でもできる仕事は部下に振っている。
更にその部下は、途切れなく仕事をしている。
なるほど!と思いました。
要は、私が上司から受けている仕事を優先してこなし、自分じゃなくてもできる仕事は更に私の後輩に振れば良いのか!という気付きを得ました。
こやって組織は回っていくのかと感じました。
実践
早速気付きを実践したくなり、やってみました。
ですが、なかなかうまく行きません。
後輩は3名いたのですが、Aさんはやる気が無く、言った事を完了させず他の仕事をしていました。
Bさんは普段私がやっている仕事を振られたので、質問責めです。
返答する事が面倒になり、自分でやる方が早いと感じました。
Cさんは普段からよく私の仕事を取ってくれていたので、スムーズに事が運んでいきます。
こうなると、Cさんによく仕事を頼むようになりますが、今度はCさんから不満が出始めました。
「この仕事はらんせさんやってくださいよ」
ハッとしました。
少し前の私と同じです。
と、いう事は、私は上司から見るとうまく仕事をやれているヤツだった訳ですね。
私にばっかり仕事を振って、自分の仕事を完了させられないと感じていた事が、自分への信頼による物と気付きました。
他に暇そうな人がいっぱいいるのに何故私が?
と感じた事が全てのピースがハマった気がしました。
他人に仕事を振る為にはどうすれば良いのか
仕事を任せた方が効率良く、全ての仕事が回っていくのは理解しましたが、他人に任せると不満が出ます。
では、どうすれば良いのか。
私が考えたのは、私が思う仕組みを理解してもらう事でした。
後輩とは仲が良かったので、休憩時間や仕事の合間などに、後輩たちに上記で挙げた理屈を説明していきました。
私は若くてバリバリ仕事もしてましたし、それなりに信頼を得ていた(はず)だったので、結構真剣に話を聞いてくれました。
「じゃあ、僕らは全部仕事回されるって事じゃないですか」
という不満も聞こえましたが、後輩同士で分担する事を提案すると、「できそう」との事。
次に考えたのは、適材適所を模索する事でした。
現場作業はAさんに任せ、Bさんには書類仕事を任せ、Cさんには私がやっている仕事の一部を取って貰う事にしました。
しばらく経つと、後輩たちにも更に後輩ができ、それぞれが後輩を教育している事を知りました。
私はというと、上司からの推薦で試験を受ける事ができ、主任兼安全管理担当者になる事ができました。
まとめ
正直、私に上に立つ能力はありませんでした。
ですが、結果を残せるチームを作った事で上司から評価を得ました。
この経験は今でも活用して、自分の仕事に活かしています。
あなたの参考になれば幸いです。
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